近年の新車はなかなか値引きしてもらえない理由|新車を安く買う方法

人の性格はまちまちなので、値引きしてもらうなんて、自分から言えないという人もいれば、ガツガツと多少図々しくとも、ゴリ押しで値引きを求める人もいるでしょう。

 

しかし、やはり買い物において、少しでも車を安くしてもらえることに越したことはないですよね。

 

ひと昔まえは、車の値引きといえば、数万円といったものではなく、ひとつ桁が違っていたような気もしますが、近年の国産車においては、そういった話は、滅多に聞くこともなくなりました。

 

若い世代の人たちにとっては、気にもならないかもしれないですが、昔からディーラー一筋で新車を購入してきた、40代以上の方などは、少し疑問を持っている方も多いそうです。

 

そんな昔と今は、何が変わって、どんな事情で値引きが薄くなってきたのかについて書いていきましょう。

 

 

人気車種が集中してしまう

 

その昔は、街中を走る車も、それぞれといった感じで、個人の趣味が色濃くでていたと思います。しかしながら、近年は、個性的な車が走っている姿は随分と減りましたね。

 

気がつけば、あなたもプリウスに乗っているけど、周りの人もプリウス。ちょっと最近になって車を買った人はアクアだったり。

 

ハイブリッドだと高価すぎるし、1人で小回りがきけば十分だという人は、ムーブだったり、ワゴンRだったり。

 

また、家族ユースになれば、アルファードだとか、ヴォクシーだとか、多人数で移動ができるミニバンであったり。

 

こうして見ると、それぞれといった風に感じるかもしれませんが、やはり目にする車はどれも似たようなものですし、実用的な印象です。

 

この実用的なって部分が、少しズレていると、ユーザーはなかなか、その車には関心を寄せません。結果として、あまり売れなかったねって車になってしまいます。

 

どこか車を楽しむというよりは、道具としての車という感じになっていくのが寂しくもあるのですが、そうなると作り手もコストにより慎重になるものです。

 

一見、関係ないかのように思えますが、人気が集中することでどんなことが起きるのか?

 

予約が殺到する車はもはや値引きの交渉は後回し

 

もう4〜5年ほど経ちますが、3代目プリウスの発表で、ハイブリッド車が庶民的な身近なモノへと近づきました。このプリウスには人気が超殺到。予約開始と同時に注文を入れたはずなのに、中には半年以上待ちとなった人もいます。

 

こんな状況の中で値引きの交渉をしていたら、あれよあれよと納期は伸びてしまいます。車検での買い替えを検討していた人たちの中には、結局、車検を受けるしかなかったとういう人も出ましたね。

 

また、このプリウスは、ライバルのインサイトがまさかの車両価格200万円切りで同時期に発表を行い、後々になって、車両価格を30〜40万円ほど改定するという苦肉の策へと転じました。

 

強引に200万円切りのグレードのプリウスを市場に出すことになったのですが、もはや値引き以前に利益もほぼ無かったという話です。

 

このような状況では、値引きの交渉どころではありません。ディーラーさんは、いち早く契約を交わしたユーザーさんの対応に追われますから、必然的に後回しにされてしまいます。

 

人気の脱却を狙う新車種の苦悩とコスト

 

上の例は、人気車ゆえに起きますが、皆と違う車を選択する場合においても、メーカーならではの苦悩があるようです。

 

さほど人気のない車だから、値引きを大きくとれるかと言われるとそうでもありません。

 

実は、国産車というのは、現在のシステムでは全て受注生産になっています。不人気ゆえに在庫を抱えて安く市場に出してしまうということは起こらないのです。

 

あまり人気のない車というのは、生産する台数もしれているのために、それぞれの部品においても大量に生産してコストを下げることができません。

 

ゆえに、生産コストはやや高くなる一方で、他メーカーに人気を取られてしまい劣勢のタイプの車であっても、価格競争にはある程度合わせていくことが必要です。

 

例えば、ボクシーが圧倒的に人気があるのに、売れないステップワゴンを100万円近く高い価格で出すことはさらに困難なはずですから。

 

(※ 上は例えであり実情は違います)

 

 

新車におけるワンプライスという考え方

 

そして、新車の値引きが薄くなった最もな理由は、ワンプライスという考え方です。

 

新車は昔に比べると、正直な話、随分高くなったと感じている人は多くいます。

 

20年前と今とでは、さほど給与や物価は代わっていないような気もしますが、新車の価格はかなり高騰している気がしますね。

 

一般的な4ドアセダン(カローラ)などは、150万円ほどで買うこともできましたが、今では、1500ccのヴィッツを買うにも、250万円払うことさえあります。

 

しかしながら、生産にかかるコストは昔とは比べ物にならなくなっているのも現実です。あらゆる安全装置が標準的に備えられるようになったために、車にかかるコストは大幅に増えています。

 

つまり、エアバッグやABSなど昔は付いてもいませんでしたが、今では横すべり防止機能やアイドリングストップといった技術が、軽自動車にまでも搭載されているからです。軽自動車が200万円というのは、とてもじゃありませんが考えられませんでしたからね。

 

もちろん、車は進化して、昔とは比べ物にならないほどの快適な空間となっていますが、実際の移動においては、その重さゆえに燃費を悪くしていたりします。

 

ですから、以前のように、大幅に利益をのせて車両価格を作られていないのです。新車は高くなっていますが、利益は薄くなっているのが昨今の新車です。

 

しかしながら、値引きの習慣というか歴史みたいなモノは突然なくなりません。昔から車を買ってきた人たちは、車に値引きは当たりまえとすら思っていますから。

 

また、同じ車の見積もりを他の販売店へいって交渉するといった人も見受けられるようになりました。ま、昔みたく人情付き合いで車買う人も少なくなりましたからね。

 

 

そういった、様々な経緯もあって、昨今の新車は、ワンプライスという考え方に変わってきました。最初から値引き価格を一定に決めて販売していると思えば良いでしょう。

 

こうすることで、他の販売店へ行っても同じ価格でしか見積もりがでないのです。つまりは、値引きも最初から行っているので、そもそも交渉はないといった意味です。

 

 

昔は、大幅な値引きなんてものも当たり前でしたが、人によって価格が異なるというのは、新車においては公平ではありません。

 

値引きの価格も、一定にしてしまうことで、誰がどこで購入しても同じ価格であれば、ユーザーからの信頼も増すので、私はワンプライスに賛成です。

 

 

しかし、現実には、全てのお客さんが同じ条件というワケだと断言はできません。

 

 

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